2019年08月27日

京都四條南座 南座新開場記念『八月南座超歌舞伎』本公演

昨日、千穐楽を迎えた『八月南座超歌舞伎』
2016年に超歌舞伎が始まったときから気にはなっていたものの、これまでは会場が遠くて行けずにいたのですが…

今年はなんと南座で上演
ということで、前楽の日の一昨日、夫と一緒に本公演11:00の部を観に行ってきました~!
南座.JPG
新しくなってからは初めての南座!

私が初音ミクさんについて知っていることといえば、
・ボカロ
・「みっくみくにしてやんよ」のフレーズ
のみ。

これじゃ何も知らないのと同じですが、ネットでは超歌舞伎は歌舞伎ファンもニコニコユーザーも楽しめる素晴らしい作品だと絶賛されていたので、せっかく関西で上演されるのに見逃す手はない!ということで、チケットをゲット

チケットは生協で買ったのですが、席は1階席の14列目上手側ブロック(一等席)でした。
定式幕.JPG
普通に買えば12,500円する席を6,000円で買えたので、きっと一等席の中でも見にくい席なんだろうと思っていましたが、とても見やすい席で嬉しかったです!
役者さんのお顔も肉眼でばっちり見えました。一応双眼鏡を持って行ったのですが、ほぼ出番なし。

演目は以下のとおり。
一、超歌舞伎のみかた
二、お国山三 當世流歌舞伎踊(いまようかぶきおどり)
三、今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら) 中村獅童宙乗り相勤め申し候


超歌舞伎のみかたでは、中村蝶紫さんと澤村國矢さんが超歌舞伎の魅力を解説してくれました。
超歌舞伎の見どころはやはり伝統芸能の歌舞伎と、ボカロを含めて現代のテクノロジーの融合
ということで、今昔饗宴千本桜で使われる「分身の術」や「変化の術」を実際に舞台上のスクリーンで披露してくださったのが面白かったです。
観客の中から選ばれた一人が、これらの術を体験できるコーナーも!夏休み中なのでお子さま優先で、小学生の女の子が実際に舞台に立って分身&変化していました

この「分身の術」は舞台上の人物の映像を光の速さで転送してスクリーンに映し出して、あたかも分身したかのように見せるという、まさに最新の技術を駆使した演出。
スクリーン上の分身の動きが微妙にズレていたのはご愛嬌でしょうか(笑)

あと、公演グッズのペンライトや、イヤホンガイドの紹介をされていました。
ニコ動のダイジェスト映像を見ていると、客席全体がペンライトの海!って感じですよね。
公式のグッズ紹介ページでも「鑑賞の必須アイテム」と書かれています。

でも…高いです!この公演一回だけのために3,500円(税込)は…
安い席なら歌舞伎の公演一回観られるじゃん。劇団四季とか宝塚歌劇も。

ネットで事前に情報収集したところ、公演グッズ以外のペンライトを持ち込むのもアリとのことだったのですが。
それにしたって別にペンライト欲しくないしなー

というわけで、周りの人たちがみんなペンライト持ってたら気まずいかなー、と多少気にはしつつもペンライトなしで超歌舞伎鑑賞に臨んだのですが…

大丈夫!みんな持ってなかった!!

2・3階席の様子は分かりませんが、1階席でペンライトを持ってた人はパッと見たところ1割くらい?
桟敷席は持っている人が多かったように思いますが、持ってない人の方が圧倒的に多かったです。

実は一応、南座に行く前に京都マルイ内のセリアに寄ってこんなのも買っておいたのですが…
光るバトン.JPG
こういうおもちゃのペンライトもどきを使っている人は私たちの周りには全くいなかったので使用せず(^^;)

使用する色も、初音ミクさん登場時は彼女のイメージカラーの、中村獅童さんと澤村國矢さんは今昔饗宴千本桜の役からそれぞれ正義の、悪の、そして中村蝶紫さんは芸名から、そして満開の桜を演出するピンク、と決められていたので、私たちが買ったものは役に立ちませんでした。

しかも幕間にペンライトが売り切れてしまったようで、結局、ペンライトなしの人多数のままでしたが…
手拍子だけでもじゅうぶん盛り上がっていたので、何も心配する必要はなかったです

ちなみにイヤホンガイドは、誰でも大向うがかけられるように「せーの!」という掛け声が入っているそうです(笑)


お二人による30分間の解説の後は、20分の幕間。
お腹が空いていたので、この間にお弁当を食べちゃいます。

京都高島屋で買いました~
秋の味覚寿司.JPG
わらびの里「秋の味覚寿司」 918円(税込)

国産牛ごぼうご飯二段弁当.JPG
まつおか「国産牛ごぼうご飯二段弁当」 993円(税込)


続くお国山三 當世流歌舞伎踊(いまようかぶきおどり)は新作舞踊。
ミクさんが出雲のお国、獅童さんがお国の恋人・名古屋山三に扮して踊りまくる豪華絢爛な演目。

私はここでミクさんが踊る姿を初めて見ることになるのですが…

あれ?なんか…思ったより大したことない(失礼)

ミクさんは可愛いけど…
案外ペラペラというか…公演チラシ等を見て、もっと3D感のある姿を想像していたのに、かなり2次元な感じで拍子抜け。
しかも舞台が明るくなったり、ミクさんが映るスクリーンの前に人が立ったりすると、とたんにミクさんの姿が薄くなるのです。
私が期待しすぎていたのが悪いのですが、スクリーンも小さくてあんまり迫力ない(汗)

人間の役者さんたちは皆さん素晴らしかったです。
上手側で踊っていた女歌舞伎役の方は若柳弥天さんかなあ?清楚な可愛らしさで目が離せなかったです

當世流歌舞伎踊は短い演目で、15分で終了。
この後また30分の幕間があったのですが、周囲から「え?もう終わり?」「また休憩?」という苦笑いの声が聞こえてきました。
観る側の都合だけで言えば、一回目の幕間なしで、そのままこの舞踊を始めてほしいところですが…役者さんたちの準備の時間だって要るから難しいのかな(^^;)


二回目の幕間では、番付で次の演目のあらすじを読んで予習していました。
番付.JPG
番付 1,300円(税込)
NTTによる最新テクノロジーの紹介ページが読み応え抜群で面白かったですよ~


幕間が終わると、いよいよ今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)です
あらすじを読んだところ、分かりやすい勧善懲悪もので面白そうだったので、期待大!

爆音とともに大正ロマンっぽいオープニングムービーが始まったのには度肝を抜かれましたが、この映像のクオリティが高くてわくわくしました!
この映像のミクさん、超可愛かった~

…が、いざお芝居が始まると

なんか微妙( ̄▽ ̄)

ストーリーは面白いし、役者さんたちの演技もアツい。最新技術を使った舞台映像も美しい。

のに…ミクさんの声が……

私にはものすごく棒読みに聞こえて、ミクさんが喋るたびにお芝居の世界から一気に現実に引き戻されて萎えました

ボカロだから仕方ないと言えばそれまでだけど。
この先もっと技術が進歩すれば、ボカロも人間と同じような喋り方をするようになるんだろうか。

それでも、お芝居のラスト、千本桜に花を咲かせる場面は感動しましたよ。
桜の紙吹雪とペンライトのピンクの光が会場を包んで、本当に美しかったです!
このときばかりはペンライト用意しておけばよかったかなーと思いました。


普通の歌舞伎公演ではないカーテンコールもあって、ミクさんの曲が流れる中、獅童さんが客席を煽りまくってライブみたいでした。
撮影タイムもあって大盛り上がりでしたよ。
「千本桜」、カッコいい曲ですね





そんなこんなで。
終わりよければ全てよし



だけど、たぶん…
超歌舞伎は会場で観るよりニコ動で弾幕付きで観てる方が楽しそう(小声)



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ラベル:京都 歌舞伎
posted by 早苗 at 14:26| Comment(0) | 歌舞伎・演劇等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月31日

帝国劇場 東宝版『エリザベート』に感激!

帝国劇場で上演中の東宝版『エリザベート』観てきましたよー
エリザベート.JPG
宝塚歌劇を退団したちゃぴ(愛希れいか)さんの退団後初舞台!しかも主演!
これは見逃すわけにはいかない!ということで、遠路はるばる東京まで行ってきました。

観たのは7月23日(火)夜の部と7月25日(木)昼の部の2回。

宝塚版は昨年の月組公演を観たことがあるのですが、東宝版は今回が初めて。
しかも東宝版は宝塚版とは脚本も演出も違うらしいのでワクワク

公演プログラムは2,500円(税込)でした。
公演プログラム.JPG
舞台写真たくさん載っているし、インタビュー等も読みごたえ抜群です。


主要キャストは以下のとおり。

7月23日(火)夜の部
エリザベート 愛希れいか
トート 井上芳雄
ルイジ・ルキーニ 山崎育三郎
フランツ・ヨーゼフ 田代万里生
ゾフィー 涼風真世
ルドルフ 京本大我
少年ルドルフ 大橋冬惟


7月25日(木)昼の部
エリザベート 愛希れいか
トート 古川雄大
ルイジ・ルキーニ 成河
フランツ・ヨーゼフ 平方元基
ゾフィー 香寿たつき
ルドルフ 木村達成
少年ルドルフ 加藤憲史郎

ダブルキャスト、トリプルキャストだらけなので、組み合わせがたくさん!
私はちゃぴさんファンなので、上記の組み合わせで観ましたが、できることなら全キャスト制覇したかった!

もう…どちらの回も素晴らしかったですよ

ファンの贔屓目かもしれませんが、ちゃぴさんの少女時代と晩年の演じ分けは見事だと思いました。
少女のころのシシィは快活で可愛くてとってもキラキラしていて…!
あの少女時代があったからこそ、魂の自由を求めてさまよい続ける姿に胸を打たれるんだなーと。

あと、宝塚版と違って「皇后エリザベートの生涯」に重点が置かれているので、観る側としては物語の内容が分かりやすくて良かったです。

私がいいなと感じたのは、一つは、フランツがシシィとの婚約にあたって、皇帝に自由などなく、それは皇后も同じなのだとシシィに語るシーン。
宝塚版では、シシィも皇后としての義務を負うことを承知して、ともに困難を乗り越えようと言って婚約するところが、東宝版のシシィは自分たちの幸せを妨げるものなど何もない、と考えていて、皇后の責務なんて想像すらしていない。
この時点ですでに二人はすれ違っているわけで、だからその後の展開も、そりゃそうなるよね…と、すとんと胸に落ちました。
(宝塚版は宝塚版で、あんなに思い合っていた二人がなぜ…という悲愴感があって良かったですが。)

もう一つ、よかったのは、シシィが「私だけに」を歌う前。
宝塚版は、シシィはゾフィーの嫁いびりとフランツのマザコンぶりに絶望して自殺を図り、トートはそれを歓迎していた…のが、東宝版ではシシィが自殺を思い立つくだりは無く、フランツがシシィを宥めた後、すぐに「私だけに」へ。
宝塚版では、このくだりのせいで、ルドルフの葬儀の場面でトートに縋るシシィを「死は逃げ場ではない!」と拒絶するトートが理解できなかったので、東宝版の描き方には膝を打つ思いでした。

…まあ、宝塚版も3回観ただけなので、私の思い違いもあるかもしれませんが(^^;)


東宝版で戸惑ったのは「憎しみ」のシーン。
あれって…ヒトラー、ですよね?
彼はもっと後の時代の人のはずですが…

Wikipedia によるとヒトラーは1889年生まれなので、ルドルフが死んだ数か月後に生まれた人なわけで、普通に考えればあれがヒトラーなわけはないのですが…
でもあの鉤十字はナチスの象徴ですよね。
ヒトラー云々は置いておいて、単にあの当時からナチス的な人種主義思想が広がっていたということを示しているだけなのかな。よく分からん。


それにしても…
同じストーリー、同じセリフでも、演じる人によって印象が変わるものですね。

井上さんのトートは歌にも佇まいにも黄泉の帝王の風格があって、このトートに目をつけられたらもう逃れられないだろうなー、という印象。
田代さんのフランツは、生まれながらの皇帝で、シシィを想いながらも皇帝として生きるしかなかった人、という印象を受けました。
このトートとフランツだと、シシィが死ぬことも、シシィとフランツとすれ違い続けるのも、全て最初から決まっていて、どんなに足掻いたところで結果は変わらなかった気がする。

反対に、古川さんのトートと平方さんのフランツだと、シシィとフランツがお互いにもう少し歩み寄っていたら、トートの死への誘いにも打ち勝つことができたんじゃないかな…と思ってしまった。
そして古川さんのトートはとにかく美しかった(笑)ラストのシーン、上下とも膨張色の白の衣装なのにあの細さと脚の長さは素晴らしい。


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posted by 早苗 at 17:10| Comment(0) | 歌舞伎・演劇等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月07日

2018年の観劇記録

♦1月

宝塚歌劇『ポーの一族』

♦2月

宝塚歌劇『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』/『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』

♦3月

劇団四季『オペラ座の怪人』

宝塚歌劇『天(そら)は赤い河のほとり』/『シトラスの風-Sunrise-』

♦4月

スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』

♦7月

地球ゴージャス『ZEROTOPIA』

松竹大歌舞伎中央コース『人情噺文七元結』/『口上』/『棒しばり』

♦8月

宝塚歌劇『エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―』1回目2回目

♦9月

宝塚歌劇『エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―』3回目

♦10月

宝塚歌劇 台湾公演『『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』/タカラヅカ・ワンダーステージ『Killer Rouge/星秀☆煌紅(アメイジングスター☆キラールージュ)』




は特に好きな作品。

2018年は宝塚歌劇に出会って楽しい一年になりました
それから10年ぶりに『オペラ座の怪人』も観ることができたし!
でも昨年は台湾公演まで観に行ってお金使いすぎたかなあ(汗)
2019年は観劇減らして節約しなきゃと思うと悲しい



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posted by 早苗 at 15:15| Comment(0) | 歌舞伎・演劇等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする