【Go To Travel でお伊勢まいりの旅】1日目⑤ 伊勢にたたずむ王朝浪漫の夢見宿 斎王の宮に泊まりました

Go To キャンペーンを利用して、夫婦で1泊2日のお伊勢まいり旅行をしてきました。

【Go To Travel でお伊勢まいりの旅】目次

  1. 準備編
  2. 1日目
  3. 2日目


1日目④の続きです。

2020年9月25日(金)
お伊勢まいりを終えた私たちは、宇治山田駅から旅館の送迎バスに乗ってお宿に向かいます。
宿泊先は私が決めました

予約したのは、斎王の宮という、その名の通り、かつて天皇に代わって伊勢神宮にお仕えした未婚の皇族女性「斎王」をテーマにした旅館。
斎王といえば、『源氏物語』の秋好中宮や『伊勢物語』の斎宮(恬子内親王)が有名でしょうか。
実はこのお宿は、私がまだ学生だったころ(たぶん旅館ができたばかりのころ)、斎王について調べていて偶然見つけた旅館なんです。

お宿のコンセプトは「夢にまで見た別世界をお約束する女性のための稀代の旅宿」。
伊勢神宮・天照大神に仕えた皇女「斎王」と幻の宮廷と呼ばれた「斎宮」の王朝文化をテーマに、その煌びやかな世界観を再現した『斎王の宮』。ここではお客様ご自身が斎王となり、神秘的な伊勢の杜で華麗なるタイムトリップを愉しんでいただけます。 (公式サイトより引用)
と謳うだけあって、斎王の宮には有料の「十二単記念撮影」から、無料で参加できる「平安貝合わせ(貝覆い)」や「盤双六」まで、平安のお姫さま気分に浸れる体験イベントが用意されているではないですか!
私、平安の王朝文学や、それらを題材にした調度品などが大好きなので、王朝浪漫ただよう雅なこのお宿にずーっと憧れ続けていました。

それが今回のGo To Travel でお得に宿泊できることになったので、ぜひに!と夫を誘って泊まりに行ったわけです。
(関連記事:【Go To Travel でお伊勢まいりの旅】一休.comで憧れ旅館をお得に予約しました
宿泊費も、夕朝食付きとはいえ、ひとり一泊30,000円以上するお宿なので、さぞかし趣向を凝らした平安体験ができることだろうと、期待で胸を躍らせていました。

……が、そこで待っていたのは、何とも残念な体験でした。

予め断っておきますが、ここから先は愚痴ばかりです。
それでもいいという方はお付き合いくださいませ
(あくまでも個人的な感想で、予約サイトの口コミを見る限りは満足されている方のほうが多いです。)


お宿へは、宇治山田駅から送迎バスに揺られること約20分で到着しました。
斎王の宮は、「伊勢かぐらばリゾート 千の杜」の別館という位置づけらしく、エントランスは千の杜と共通です。

その千の杜はというと、敷地内にスポーツ施設やプール、児童遊園などを備えた総合宿泊施設。
斎王の宮に行くには、千の杜のロビーを通らないといけないことは事前に調べて知っていたのですが……

その千の杜に一歩足を踏み入れたとき、「あ、間違えたかも」と直感しました。

なんか……ロビーの雰囲気などが、良く言えば昭和レトロ、悪く言えば野暮ったい感じ。
まずここで、煌びやかで優雅なひとときを過ごしたいという気持ちに水を差されました。
まあ、これに関してはお宿のコンセプトが違うので仕方がないですが。

嫌な気持ちになったのは、到着からチェックインまでの間のこと。
エントランスでは一人のスタッフさんが出迎えてくれたんですけど、その方は私たちと一緒に送迎バスに乗っていたもう一組のお客さんたちの案内にかかりきりになって、私たちのことは無視。
忙しいのは分かるけど一言くらい声かけてよ~~

千の杜ロビーを見渡してもスタッフさんは誰もいないし、人手が足りてないのがひしひしと伝わってきます。

そんなことがありながらも斎王の宮ロビーに案内されチェックイン手続きを終えたら、色浴衣(女性のみ)を選んで、いよいよ斎王の宮へ向かいます。
斎王の宮01.JPG

斎王の宮02.JPG
千の杜と斎王の宮をつなぐ回廊は素敵

案内されたお部屋はというと……
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斎王の宮04.JPG
公式サイトで写真を見て想像していたよりも圧迫感があって窮屈に感じました。
利用する分には何ら不便はないです。あくまで気持ちの問題。

ベッドルームは天蓋付きでオシャレです。
斎王の宮05.JPG

夫婦二人では持て余しましたが、和室もあります。
斎王の宮06.JPG

大きな窓からは木々の緑が目に入り、開放的な雰囲気です。
斎王の宮07.JPG
マッサージチェアがあるのは嬉しいですね。午前中、お伊勢まいりで疲れた身体をほぐしてもらいました。

お部屋の入口付近にはお茶セットと、その下には冷蔵庫が隠れています。
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お~いお茶のティーバッグとUCC のドリップコーヒー、伊勢音頭せんべいが用意されていました。

伊勢音頭せんべい.JPG
ごくごく普通のゴーフル。昔ながらのほっとする味わい。

そうそう。部屋に案内されたとき、冷蔵庫の中には有料のお酒類と共に、無料のミネラルウォーターが入っていると説明を受けたのですが、開けてみるとミネラルウォーターが入ってない。
フロントに電話して持ってきてもらいました(^^;)

トイレ、洗面、シャワーブースと続きます。
斎王の宮09.JPG

トイレ
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広いしトイレも綺麗だったけど、中に手洗いがないのが私には不便でした。

洗面
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信楽焼の洗面ボウルが素敵です。

アメニティはなかなか充実しているんじゃないでしょうか。
斎王の宮12.JPG
歯みがきセット、カミソリ、ヘアブラシ、ヘアバンド、シャワーキャップ、ボディタオル、コットンセット、足袋ソックス、タオル、シートマスク、ボディスクラブ、足ひんやりシート

特に、ヘアバンドは洗顔時すごく助かりました。

たくさん歩いて疲れた足にはありがたい!
足ひんやりシート.JPG
開けてみたらただの湿布でしたが(笑)

シートマスクのおかげで、旅先でもお肌しっとり。
シートマスク.JPG

男性用化粧品
斎王の宮13.JPG
左から、ヘアトニック、化粧水、シェービングフォーム。

女性用化粧品
斎王の宮14.JPG
左から、メイク落とし、洗顔フォーム、化粧水、乳液。

メイク落としはリキッドかな?オイルとはちょっと違うように感じましたが……分かりません。
どれも香りが良くて癒されました

と、ここまでは良かったのですが……

洗面の先にある扉を開けると、現れるのはシャワーブース。
斎王の宮15.JPG

斎王の宮16.JPG
一瞬、広くていいじゃん!って思いましたが、よく見なくても目に付いたのがカビ
掃除しにくい扉のパッキン部分とかならまだしも、壁も床もびっしりと黒カビが生えていて、本当に掃除してる!?と疑いたくなるレベルでした。
大雑把な私でさえ気になったくらいなので、潔癖な方は耐えられないのでは?

高い宿泊費を払っているのに、こんなのって……。

あまりの汚さにうへぇ~と脱力しましたが、さらに先の扉を開けると、下がった気分はやや上昇。

客室付きの露天風呂
斎王の宮17.JPG
これは本当に良かった!
写真はお湯を沸かしている最中です。ちなみに温泉ではありません。

お部屋に案内されたとき、スタッフさんからお風呂で使う入浴剤をもらいました。
入浴剤.JPG

斎王の宮18.JPG
伊勢の雄大な自然に囲まれながらの入浴は、とっても気持ち良くて贅沢な体験となりましたよ。


さて、体験といえば。

私がこのお宿にこだわった一番の理由、貝合わせや盤双六などの平安の遊び体験!
予約サイトの口コミで、宿泊者が自由に使えるラウンジに置いてあると書かれていたので(そういえば案内係のスタッフさんからは何の説明もなかったな)、楽しみにしてラウンジに向かいました。

でも。
なんか、なんかな……

ラウンジはただフリードリンクを飲むためだけのスペースって感じで、雅な趣きなんて全く感じられません。
貝合わせは置いてないし、盤双六もテーブルの上に申し訳程度に置かれているだけ。なんだか気分が萎えてしまいました。
しかも道具がサイトの写真と違う。写真では盤も駒も絵入りの綺麗なものだったのに、ラウンジに置いてあるのは装飾もなくしょぼい。サイトにはよく見ると「※写真はイメージです」の注意書きがありましたわ( ̄▽ ̄)
盤双六が置いてあるテーブルでは他の宿泊客がくつろいでお話しされていたから、それを邪魔して道具を取りに行くのも気が引けたし、スタッフさんもいないしで、結局、遊びは一切せずに、そのまま本館にある大浴場に向かいました。

この体験イベントについては、過去の口コミをずっと遡って読んだところ、数年前から案内はなかったようなので、お宿側は特に力を入れているわけではないみたい。
お宿のサイトを見て、てっきりこのお宿ならではのセールスポイントだと思っていたのですが違ったようです。

大浴場の温泉はとっても良かったですよ
16時頃に行ったら、ちょうど私一人だけで借り切り状態!
お湯はぬるっとした肌触りが気持ち良くて、なんだかお肌もツルツルになったような

食事については次回以降の記事で改めてご紹介しますが、悪くはなかったです。

……

とにかく長い間、憧れていたお宿なので目いっぱい期待してしまい、その分、ガッカリ感も大きかったというところです。

接客は丁寧で親しみがあって、スタッフさんは皆さん良い方々なんだろうけど、上品でスマートな接客とはちょっと違うかな。
斎王や王朝浪漫を前面に押し出した宣伝さえなければ、素朴で温かみのある良いお宿と思えたかもしれないのに。
実際、夫はとても満足していたし、口コミでも良い評価がたくさんありますから。
(それでもシャワーブースの清掃はちゃんとしてほしいですが。)

温泉や食事、気さくな接客が目当てなら、他にいくらでも評判のいい旅館やホテルがあるところを、わざわざこのお宿を選んだのはコンセプトに惹かれたから。
なのに、その肝心のコンセプトは一体どこへ!?と、悲しい宿泊となりました。(→1日目⑥へ続きます。)


【斎王の宮】
住所:〒516-1102 三重県伊勢市佐八町字池の上1165-1
TEL:0596-39-6611
https://www.saiounomiya.com/




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準備編


一休.comで憧れ旅館をお得に予約しました
伊勢神宮参拝きっぷはめちゃお得

1日目


1日目① 近鉄特急ビスタカーで大阪上本町から伊勢市へ
1日目② 外宮におまいり
1日目③ 内宮におまいり
1日目④ おはらい町&おかげ横丁でご当地グルメに舌鼓
1日目⑤ 伊勢にたたずむ王朝浪漫の夢見宿 斎王の宮に泊まりました
1日目⑥ 斎王の宮で松阪牛のフルコースをいただきました

2日目


2日目① 斎王の宮の朝食は豪華なお重膳でした
2日目② 帰りは2階席!ビスタカーで宇治山田から大阪上本町へ


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