【京都市中京区】元離宮二条城 アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~に行ってきました!
アートアクアリウムはアーティストの木村英智さんがプロデュースする、ライトアップされた水槽の中で優雅に泳ぐ鑑賞用金魚をアートとして展示する催しです。
今年、東京の日本橋に常設展示施設「アートアクアリウム美術館」がオープンしたことで話題になりましたが、その巡回展が京都にやってきました!
概要は以下の通り。
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普段は入ることができない夜間に、通常は非公開の厳かな空間で行われる金魚や錦鯉を用いた水族アートの展覧会。
人気作品から最新作、西日本初登場の作品まで多数展示されていて、京都の秋の夜を艶やかに彩っていました。
二条城をバックに、色鮮やかに照らされた金魚の姿は幻想的な美しさでしたよ!
夫も一緒だったのですが、最初は興味なさそうだった夫も、美しい金魚たちに魅了されたようです。
屋外展示で、しかも夜開催なので、寒さ対策はしっかりしたうえで楽しんでくださいね(^^)
さて、気になる混雑具合ですが……
感染症対策としてチケットは日時指定制。(※入替制ではないのでご注意を。)
公式サイトのチケット購入ページでは、チケットの在庫にはかなり余裕がありそうでしたが、いざ会場に行ってみると、当日券で入場する人がそこそこ多くて、会場内も期待していたほど空いてはなかったです。やや混雑……ってところでしょうか。
私たちは事前に公式サイトからチケットを購入していたので、QRコードのただの電子チケットでしたが、当日券は綺麗な写真入りの紙チケット。ちょっと羨ましい(^^;)
私たちは17:00~17:30入場の回だったので、開場20分ほど前に二条城へ行きました。東大手門から入ります。
まだ少し明るいですね。
でも、開場時刻の17時から更に15分ほど並んで待って、私たちが入場できた頃には……
徐々に暗くなってきていい感じ。
入場した私たちを出迎えてくれたのは《花魁》。
江戸の遊郭を表現した、アートアクアリウムを代表する作品。
とっても綺麗だけど、金魚鉢の中でしか生きられない金魚たちを思うと悲しくなったり……
でもやっぱり綺麗だ(´;ω;`)
提灯をくぐって
二の丸御殿台所に行くと、着物が展示されていました。
このエリアでは、木村英智さんがアートアクアリウムの創作活動にあたりインスパイアされた日本文化を紹介しているそうです。
ここから先はメインの展示会場で、なかなかの混雑ぶり。
特に入口付近は写真撮影待ちの列ができていたので、もし17:00〜17:30入場の回に行くなら、空いている会場奥の作品から観て回ることをオススメします。
私もたくさん写真を撮ったので、順番にご紹介しますね。
多くの人が並んで写真を撮っていたのが、《新江戸金魚飾》。
江戸時代の金魚鉢を現代風にアレンジしたもの。
《金魚品評》
円筒形の水槽には縁いっぱいまで水が入っていて、上から金魚を鑑賞できるように作られています。
様々な品種の金魚の水槽が、会場の至る所に設置されていました。
《サクラリウム》
水槽の中を泳ぐ金魚を、水面に舞い散った桜の花びらに見立てた作品。
桜を模った水槽も美しいですよね。泳いでいるのは、桜錦や桜琉金、桜和金といった桜にちなんだ品種だそうです。
《ボンボリウム》
その名の通り、雪洞をモチーフにした水槽に金魚が一匹だけ。
やわらかい雰囲気の作品でした。
《大奥御殿スペシャル》
スペシャルというだけあって豪華絢爛!
アートアクアリウムの代表作に《大奥》という作品があって、これはそれを進化させたものなんだとか。
美と艶を競い合う大奥の女性たちを金魚に重ね合わせた作品です。
《石庭リウム》
シンプルだけど美しい。好きな作品の一つです。
石庭って池や遣水のような水が用いられることはないですよね。なのに、その水で石庭を表現しているのって面白いなーと思います。
《アンドンリウム》
こちらは行燈モチーフの作品。側面にレースのグラフィックが施されていて、金魚が淡い影のようで素敵でした。
《パラドックスリウム》
不思議な形の水槽で、様々な見え方を楽しむことができました。
《超花魁》
巨大金魚鉢とその周囲を囲む17のアクアリウムで構成され、煌びやかな7色の照明や映像が彩るアートアクアリウム最大の作品です。
一番最初に見た《花魁》に「超」が付いて、更に美しさを増したように思います。
アートアクアリウムの最高傑作。
《プリズリウム》
この作品は12面体の水槽と18面体の水槽の二種類あって、どちらもキラキラしてダイヤモンドのようでした!
《ギヤマンリウム》
この作品もキラキラ!
《キリコリウム》
江戸切子の水槽が素敵ですよね。
ほっぺが風船みたいにぷくーってしててめちゃ可愛い!一番お気に入りの金魚です!
《九谷金魚品評》
九谷焼の水槽を用いた上品で華やかな作品でした。
《ロータスリウム》
夏の季語でもある「蓮」の花をモチーフとした荘厳な作品。
蓮と金魚が華麗で優美な世界観を表現していますが、蓮はすぐに散ってしまうことを思うと、これもまた、美しさとともに儚さを感じさせられました。
そして最後の作品は《大政奉還金魚大屏風》です。
アートアクアリウム城の締めくくりに相応しい、幅約7.8mにも及ぶ超大型作品で、大政奉還をテーマにした映像が屏風モチーフの水槽に映し出されます。
動く屏風絵の中を金魚が泳ぐ様子には目を奪われました。
全部で16作品。色とりどりの照明で美しく彩られた金魚たちには思わず見入ってしまいました!
帰るころにはもう真っ暗。
寒いだろうしサッと見てサッと帰ろうと思っていたのに、何だかんだで会場には一時間半ほど滞在しました。
私たちが帰るころには混雑は少し緩和されていたかな?
ソーシャルディスタンスの確保は正直難しいけど、入場時の検温、消毒、マスク着用には皆さんちゃんと協力しているので、気になる方はぜひ一度行ってみてください(^^)
12月7日までですよー。
※2020年11月27日時点の情報です。
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