住友生命いずみホール 『ピアノの森』ピアノコンサート2022に行ってきました

現在ツアー中の「イープラスpresents『ピアノの森』ピアノコンサート2022」。

ピアノの森

原作マンガは読んでいないのですが、アニメは観ていたので、今回のコンサートが気になって聴きに行ってきました♪

私は昔ピアノを習っていて、『ピアノの森』にもこのコンサートにも興味津々だったわけですが、夫はクラシック音楽にはさほど興味があるようには思えないし、アニメも私が観ていたのをたまに横で見ていた程度。
きっとコンサートも行きたがらないだろうと思いつつ、一応誘ってみたら案外ノリノリで(笑)
結局、二人で行くことにしました。

私たちが行ったのは、8月27日に住友生命いずみホールで開催された大阪公演です。
ピアノの森コンサート01
なんとチケットは完売だったそうですよ(^O^)
会場には原作ファンかな?って感じの20代前半くらいの若者から、この方はクラシックファンだろうな~って感じの年配の方まで、幅広い年代の方が来ていました。

会場には原作者・一色まこと先生の原画が飾られていました。
原画


ツアーのピアニストは、アニメ版で雨宮修平のピアノ演奏を担当した髙木竜馬さん。

ベートーヴェン「エリーゼのために イ短調 WoO59」でコンサートは始まったのですが……
エリーゼのためにってこんなに切ない曲だったっけ?というくらい美しくて哀しくて、一気に演奏に引き込まれました。

演奏が終わると、髙木さんからご挨拶と曲の解説。
楽曲そのものの解説に加え、『ピアノの森』のどのシーンで使われた曲かという説明もあったので、アニメのストーリーを思い出しながら楽しむことができました!

エリーゼの次は、ショパンのワルツが3曲続きました。
「ワルツ 第9番 変イ長調 作品69-1《別れのワルツ》」
「ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1《小犬のワルツ》」
「ワルツ 第1番 変ホ長調 作品18《華麗なる大円舞曲》」
実家で犬を飼っていた夫は小犬のワルツが気に入ったみたいです(笑)

そして髙木さんのMCが入って、続くショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22」の紹介。
この曲の「アンダンテ・スピアナート」の部分は本来、オーケストラとピアノで演奏するために作られたんだとか。し、知らなかった~(もしかしたらアニメで言ってたかも?)
今ではピアノのみで演奏されることがほとんどだそうです。
静かでゆったりとした前半と、ダイナミックな後半の対比がすごく印象的でした。

コンサートはここで15分間の休憩。
休憩中もコロナ対策のためなるべく自席で過ごしてほしいという旨のアナウンスがあったので、大人しく席でもらったプログラムを読んでいました。
ピアノの森コンサート02
このプログラムがなかなかの充実ぶりで、楽曲解説のページにも、原作の何話に登場した曲で誰がどういう状況で演奏した、とかいうことが詳しく書いてあるので、コンサートがより楽しくなること間違いなし!です(^^)
CDは終演後に買いました。このコンサートで演奏される曲が全部入って2,000円(税込)です。


さて、コンサート後半はショパンのプレリュードで始まりました。
「24のプレリュード 第13番 嬰へ長調 作品28-13」
「24のプレリュード 第24番 ニ短調 作品28-24」
24番はラストをカイがげんこつで弾いたのに倣って髙木さんもげんこつで弾いたそうなのですが、下手側から見ていた私たちには髙木さんの背中でげんこつは見えず(;^ω^)
情熱的でカッコいい演奏でした!

ここまでずっとショパンが続きましたが、次はリストです。
「パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調 『ラ・カンパネラ』S.141」
おそらく私には一生弾けないであろう憧れの曲。(まず指が届かないよね、っていう。)
髙木さんのラ・カンパネラは繊細で煌びやかで、生で聴くと格別でしたよ!

コンサートも終盤に差し掛かり、残すところあと2曲。
次は雨宮のピアノを担当した髙木さんがこの曲を弾くということで、私が一番楽しみにしていた曲です!
ショパン「スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31」
とにかくカッコいい演奏でした~!鮮やか!
あと、この曲の解説で、髙木さんが「コンテスタントは競争相手というより、同じ音楽を愛する同士」ということを語っておられて、胸がアツくなりました。
「自分が出るコンクールでは雨宮タイプの(他人に嫉妬して意地悪を言うような)人とは会いたくない」とも言って会場の笑いを誘っていました(⌒∇⌒)

プログラムの最後を飾るのはショパン「ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53《英雄ポロネーズ》」
大好きな曲の一つです!
華やかに力強い演奏を聴いていると、生き生きと心躍るような気持ちでした。
他のお客さんもきっと同じで、演奏後は大きな拍手が続いて、会場は熱気に包まれていました。

コンサートのプログラムは以上で終了したわけですが、私たち観客の興奮は収まらず、アンコールを求める拍手が起きて、髙木さんはステージに戻って来てくれました。
それから観客の熱い思いに応えて、涼しげな気分になれるようにと(笑)、グリーグの「夜想曲」「夏の夕べ」の演奏まで!
今回のコンサートは、『ピアノの森』の舞台がショパン・コンクールだからショパンの曲が多かったけど、グリーグも美しいですよね~

アンコール2曲でいよいよ終了かな?と思ったら、それでも拍手は鳴り止まず。
最後は熱い気分で終われるよう、ムソルグスキー「キエフの大門」を弾いてくださいました。
昨今の世界情勢も相まって、この曲の壮大さ、美しさがいっそう胸に沁みました。

これにて約2時間にわたる『ピアノの森』ピアノコンサートは終了です。
心地よい余韻に浸りながら、会場を後にしたのでした。

今も購入したCDを聴きながらこの記事を書いているのですが、素敵なコンサートだったな~と改めて感じています。
クラシックにあまり興味がない夫も、知っている曲がたくさんあって楽しかったと言っていました。
何より、生で聴く髙木さんのピアノの迫力は凄かった!!!
コンサートっていいですね(^O^)






【住友生命いずみホール】
住所:〒540-0001 大阪府大阪市中央区城見1丁目4-70
TEL:06-6944-2828
https://www.izumihall.jp/



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