2020年の公演が中止になって観られなかったので、3年ぶりのエリザベートです。
名古屋観光も兼ねて御園座に遠征してきましたよ(⌒▽⌒)
どこもかしこも真っ赤っ赤な劇場だったなー。
12月11日昼の部
12月12日昼の部
もう本っっ当に良かった!!!
私が観たのは両日ともちゃぴ(愛希れいか)さんシシィだったんですけど、2019年の公演よりパワーアップしてる感じがしました。
シシィの生き方には共感できる部分もあれば、私には理解できないなーと思う部分もありますが、生命力にあふれていて自由を渇望するちゃぴさんシシィはとにかく美しくて圧倒されました。
自我が芽生えてからのギラギラ感がすごく好きです。
シシィは自由を愛するが故に頑なになってしまい不幸への道を歩むことになるわけですが、その不器用さも哀しくて。
そして、そんなシシィを死へ誘う古川さんトートの甘美さよ!
2019年に観たときは、芳雄さんトートの「帝王」感に比べて優しげなトートだなと思ったのを覚えているのですが、今回の古川さんトートは優しいながらもじわじわシシィを侵食しているように思えて、トートに飲み込まれそうになりながらも必死で抗うシシィの姿がよりリアルに感じられました。
フランツは田代さん、佐藤さんの両方拝見することができました(^^)
このお二人はなんだか対照的に感じたなあ。特に一幕。
万里生さんフランツの方は、一人の人間である前に「皇帝」であると無意識のうちに自覚して生きてきたような感じ。
対してシュガーさんフランツは、シシィを見つめる眼差しに切ない憧れみたいなものがある気がして、もしかして彼も自由が欲しかったのかなーなんて思いました。
言うまでもないことですが、お二人とも歌が上手で引き込まれました。
そう言えば2日目の座席がなんと最前列(1階5列)で、初めてステージの間近で観たのですが……
ラストのシシィとトートが昇天する場面で、二人の横でルキーニが首吊り自殺してるじゃないですか!
あれって今回だけじゃないですよね?
きっと今までは遠くの座席からオペラグラスで観ていたから、シシィとトートを追うのに夢中で気づかなかったんだろうな。
あと間近で観て気づいたことと言えば、トートダンサーがめちゃくちゃカッコいい!
もちろん遠くから観てもカッコいいんですけど、さすがに最前列で観ると迫力が違いますね。
メインキャストが気になりつつも、トートダンサーを目で追ってしまったり。
ブルーレイが出たらダンサーの皆さんもじっくり観たいなあ。
とにかく素晴らしい舞台でした!
ストーリー展開は分かっているはずなのに、何度観ても心が揺さぶられる作品です。
大阪公演のチケットも当選して、立石さんルドルフと上山さんルキーニも観られる予定(^^)
東京公演は突然の中止になり、キャストはじめ関係者一同悔しい思いをしたはず。
どうか今後は大千秋楽まで無事に走り抜けられるよう祈っています。

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