【金沢・能登旅行】2日目② 兼六園はミシュラン三ツ星の美しさ!
2日目①の続きです。
2019年10月23日(水)
能登へ行く前に、金沢に来たからには、ぜひ兼六園と金沢21世紀美術館に行っておかなくては!
美術館のオープンは10時なので、それまでの間、兼六園を散策します。
兼六園といえば水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに日本三名園と称される雅な大名庭園

しかも『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』(2009年初版〜2015年改定第4版)においても、最高ランクの三ツ星を獲得しているというのだから、期待は高まります。
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駐車場(たぶん兼六駐車場ってところ)に車を停めて、てくてく歩くこと10分ほど。
金沢市役所の前を通って
兼六園に到着!
真弓坂口から入場しました。
料金所で入園券を購入。
料金は大人320円(税込)です。
緑が生い茂っていて、すでに神秘的な雰囲気が漂っています。
時刻は8時半。清々しい朝の空気をいっぱい吸い込むと、気持ちがいいです

いきなり道が二手に分かれたので、とりあえず左手の蓮池門口の方へ歩いてみることに。
瓢池(ひさごいけ)
静けさ漂うお池が現れました。緑に包まれ趣があります。
コイ発見。
海石塔
夕顔亭(ゆうがおてい)
園内に現存する最も古い建物で、1774(安永3)年に建てられた茶室だそうです。
内部の見学はできないので見られませんが、茶席の次の間の袖壁に夕顔(瓢箪)の透があるから夕顔亭という亭名がつけられたんだとか。
加賀料理 三芳庵(みよしあん)

こちらは今も使われていて、料亭のようです。
外壁にはメニュー表。
茶懐石風弁当 3,000円(税別)
ひさご弁当 2,000円(税別)
夕顔弁当 1,500円(税別)
冷抹茶(生菓子付) 750円
お抹茶(生菓子付) 750円
【加賀料理 三芳庵】 住所:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-11 TEL:076-221-0127 営業時間:9:30~16:30 ※季節により変動あり 定休日:水(火・木の場合あり) http://miyoshian.net/ |
噴水
日本最古といわれている噴水で、園内にある霞ヶ池を水源として、自然の水圧であがっています。
1861(文久元)年に、金沢城二の丸の居間先にあがった噴水の試作といわれているそうです。
モーターとか何もなしで、この勢いの噴水があがるものなんですね

凄いわー!
徽軫灯籠(ことじとうろう)
兼六園のシンボルですね。脚の長さが違うアシンメトリーな美しさが見どころ。
ガイドブック曰く、手前にある虹橋に立ち、霞ヶ池と徽軫灯籠をバックに記念撮影をするのがお約束だそうで、私たちが訪れた際もアジア系の観光客グループが撮影のために橋の上を占領していて、写真を撮るのが難しかったです

霞ヶ池
瓢池とはまた違った雰囲気のお池ですね。天保八(1837)年に掘りひろげられた池で、広さは5,800平方メートルもあるんですって!
唐崎松(からさきのまつ)
これも兼六園と言えば……ですよね!国内一の名木

13代藩主・前田斉泰(1822~1866)が、琵琶湖の松の名所・唐崎から種子を取りよせ育てたそうです。
雁行橋(がんこうばし)
石の並び方が、雁が夕空に列をなして飛んでいるように見えることからその名が付いたそうで……
まあ、そう言われてみれば、見えなくもないか?感受性に乏しいもんで、言われなきゃ分からん(^^;)
七福神山
文政五(1822)年に建てられた竹沢御殿からながめた築山。
自然石を左から順に恵比須、大黒天、寿老人、福禄寿、布袋、毘沙門天、弁財天にみたてて配しているそうで、縁起がいいですね。
別名、福寿山とも。
明治紀念之標
あ、飛行機雲!
いくつになっても嬉しくなります

根上松(ねあがりのまつ)
高さ15mの、風格あるクロマツ。
13代藩主・斉泰が、稚松を高い盛土にお手植えし、徐々に土を除いて根をあらわしたものと伝えられています。
龍石(りゅうせき)
鶺鴒島(せきれいじま)
山崎山(やまざきやま)
御室の塔
氷室跡
氷室ってことは、昔はここで氷や雪を保管してたってことですよね。
なぜ溶けないのか不思議でたまらない。
重要文化財・成巽閣(せいそんかく)
加賀前田家の奥方御殿だそうで、すごく面白そうじゃないですか!
しかも「侯爵前田家の夫人展」(会期:2019年9月26日(木)~11月25日(月))っていう企画展をやっていて、ちょっと見てみたかったんだけど、家族は興味なさげだったのでスルーしました(^^;)
【成巽閣】 住所:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-2 TEL:076-221-0580 http://www.seisonkaku.com/ |
梅林
全国から名梅を集めて造られたという梅林。
面積3,000平方メートルに20種200本の梅が植えられているそうなので、梅の時期に来たらさぞかし綺麗でしょうね。
舟之御亭(ふなのおちん)
御亭ってことは、これは東屋ですよね?舟の形って面白い!
松の傷
この松の傷は太平洋戦争が終わった年、昭和20(1945)年の6月頃、政府の指示で軍用航空機の燃料にするために松脂を採取したあとなんだとか。
美しい庭園の中で、思いがけず戦争の傷跡を見ることになり、衝撃を受けました。
これで兼六園をぐるっと一周したので、散策は終了。
一応、ガイドブックに載っていた見どころは全部回りましたが、園内隅々まで見られなくて残念。
でも美術館にも行かないといけないので……
最後は痛々しい松の姿に悲しい気持ちになりましたが、豊かな緑や美しい景観の数々に、心が潤った気がします

来たときと同じ、真弓坂口から出て、次は金沢21世紀美術館へ。(→2日目③へ続きます。)
【兼六園】 住所:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1 TEL:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所) 営業時間:7:00〜18:00 http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/ |

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